KRYTAC KRISS VECTOR 電動ガン チューン
今回はKRYTAC KRISS VECTOR(クリスベクター) 電動ガンのチューンをご紹介させて頂きます。
実銃としてのクリスベクターは実銃メーカーであるKRISS USAとピカティニー造兵廠が次世代の45口径のSMGとして共同開発されました。
高威力の45口径はフルオート時の跳ね上がりが大きくSMGでは制御のし辛さがネックとなっておりました。
しかしクリス スーパーVという反動吸収システムを組込む事で銃の反動が真後ろに集中し、上部への反動が極力抑えこむ事に成功致しました。
このKRISS USAのエアソフト部門であるKRYTAC社から発売されたのですから外観はまさに実銃そのものといった完璧な出来栄えで
その外観に見合った飛距離や集弾性が欲しいとの声にお応えして内部チューンを施します。

それではチューン作業に入ります。
アッパーレシーバーとロアーレシーバーの分解は実銃と同じく3ヶ所のピンを抜くだけ。

KRISS VECTORのチューンは以前にもご紹介をしておりますので詳細な分解方法は電動ガン KRYTAC KRISS VECTOR SMGの分解と内部構造よりご覧下さい。
アッパーレシーバー裏側に20Aヒューズとトリガーと連動している端子接続基盤が組込まれております。

取出しメカボックスの右側面です。
カットオフレバーが外側に付いておりセクターギアが1回転する度に検知スイッチを1回押す仕組みとなっております。
これによりセミ―オート、2バースト、フルオートと制御しています。
モーターを取り出す為にモーター押さえを外します。

組込みの時の為にカバーの向きや配線の取り回し方を覚えておきましょう。

モーターはサマリウムコバルトモーターに変更済でした。

8ヶ所のネジを外しメカボックスを開けます。
しかしネジが多いですね・・・。

この様にシリンダーは横ではなく斜めに配置されています。
それに合わせギアやモーターも独特の配置となっています。
インナーバレルが短い為真ん中辺りに加速ポートが付いてるシリンダーです。
右最上部に配置されいる基盤がFET内蔵の専用基盤でこの基盤が先程のアッパーにあった基盤接続端子と繋がります。

一旦シリンダー周りやギアを取り外し洗浄します。
このギアは強化タイプの18:1ギアです。
スパーが通常のものより薄く出来ているのでギアの交換は行わない方が無難です。
いつもの様にシム調整を行いグリスアップも行います。

シリンダーは飛距離を稼ぐ為にFULLシリンダーに変更します。
今回はJ-ARMAMENT アルミ FULLシリンダーを使用します。

ピストンは耐久性向上の為にJ-Armament製14歯メタルTeethピストンを使用します。

シリンダー内やノズル内側にグリスアップを行いシリンダー周りを組上げます。

シリンダー周りやギアなどメカボックスに組込みます。

メカボックスを閉じてからメインスプリングを組込みます。
SHS製M100スプリングを使用します。
スプリングの強さの指標である「M~~~」という表記ですが
これは統一規格ではなく各メーカーが勝手につけています。
ですので同じ「M100」スプリングでも強さはバラバラですのでご注意ください。

モーターを組込めばメカボックスは完成です。

次にチャンバー周りのチューンです。
チャンバーを分解しインナーバレルとHOPアームを取り出します。

インナーバレルはORGA LEX05バレルを使用し、今回は純正バレルと同長の155mmにカットして使用します。

面HOPはORGA DIMENSION フラットHOPを使用しHOPアームに接着します。
チャンバー周りを組みアウターバレルに差し込みメカボックスと組み合わせます。
分解とは逆の工程で全て組込み、初速や弾道をチェックしチューンは終了となります。